小学生のための長期自然体験活動情報

自然教室へ行こう > 自然教室って何? 実行委員会を作ろう 係と役割を考えよう めあてと約束

@自然教室の始まり
自然教室という言葉は新しいもので、はっきりとした定義はまだされていません。同じような活動でも、「自然学校」や「臨海学校」「林間学校」など、学校によって名称はさまざまです。
 自然を媒体に教育活動を行うことを「自然教室」というのであればその起こりは歴史上初めて行われたアメリカの「Gunnery School」にあります。これをきっかけに学校における組織キャンプのブームが起こりました。
 日本では1988年に兵庫県が「自然教室」として県内の全小学5年生が5泊6日の野外活動を行う施策を講じました。その後、文部省(現 文部科学省)の補助事業等もあり、全国で行われるようになりました。現在ではいくつかの自治体が教育行政として必須にしているほか、各学校の学校行事として6年生の修学旅行の代わりや、5年生の宿泊体験活動として位置づけられて実施されています。文部科学省では2012年までに全国の小学生が1週間程度の自然教室に行くように計画しています。(現在はそのための指導者の養成に力を入れています)


A自然活動に関する調査の結果から・・・
平成14年に文部科学省が全国の小学校4・5・6年生と中学校2年生、高校2年生にアンケート(詳しい結果はコチラ)をしました。普段の生活でどれくらい自然体験をしていて、それが生活習慣や考え方とどんな関係があるかという調査です。
 自然体験活動の経験が多いほど道徳的によい傾向があるようです。


B自然教室とは
 自然教室は他にも「自然学校」とか「林間学校」、「臨海学校」など、学校によっていろんな名前で呼ばれます。ここでは、学校外で主に自然の中で共同生活をする2泊3日以上の活動を自然教室にまとめることにします。
キャンプには効能がいっぱい、楽しさがいっぱいあります。
 日常の忙しい生活を離れて、大自然のなかでゆったりとした時間を過ごせること自体がキャンプの最高の楽しみなんですが、これ以外にもキャンプならではのいろいろな楽しみがあります。
 ・地元では見たことのない自然に出会える。
 ・下手な料理でもおいしく食べられる。
 ・お父ちゃんやお母ちゃんのありがたさが分かる。
 ・TVやゲーム以外の楽しみ方を見つけられる。
 ・意外と早起きできたりなんかする。
 だからキャンプは心身の健康にいいんですね。「こころ」と「からだ」・・キャンプは両方にいいんです!


C自然教室で何をするの?
自然教室だから、学校の教室ではなくて自然の中で何かを学ぶことぐらいは想像が付きますが、具体的に何をするのかはその時の実行委員や担任の先生によって変わってくるのでなかなか「こうだっ!」とは言えません。でも、どこの学校でも、いつの年でも変わらないことがあります。それは「体験」することです。まず体験することが一番大切なのです。そして、その体験を振り返ること。そして振り返ったことを帰ってきてからの学校生活に生かすこと。この3つのことが自分を大きく成長させる大切な活動なんです。

自然教室必修の自治体
兵庫県(平成元年〜)
東京都江戸川区(平成21年〜)
京都市(????)


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