小学生のための長期自然体験活動情報

自然教室へ行こう > 自然教室って何? 実行委員会を作ろう 係と役割を考えよう めあてと約束

@やりたいことは「係」で
 実行委員会でやりたいことをまとめたら、だいたいのプログラムは完成です。後は効率よく組みなおし、自然の家等と確認しながら構成していきます。そしてその一つ一つの活動をどうするかを「係」が決めます。自分がやってみたいことを係り活動としてやるわけです。これは全員が何かの係りに所属します。例えばキャンプファイヤーがアクティビティとして残れば、それを企画実行するためのグループを作ります。キャンプファイヤー係りの内容は
 *キャンプソングを事前に教えに行く
 *スタンツを考えてもらうように説明に行く
 *当日の薪組みと、点火の方法を考える
 *ファイヤー中のゲームを考える
 *スタンツ発表の司会をする
 *最後のサプライズを考えてく
 *後始末をする
などが考えられます。係りによって内容の量は異なりますので係りの人数は臨機応変に変えていきましょう。
こういった係りがいくつも集まって自然教室が作り上げられていくわけです。


Aすべきことは「役割」で
もう一つしなければならないのが「役割」です。これは創り上げるものではなく、必ずしなければならないものです。食事の準備、寝具の調達、掃除など・・・。誰かがしないと生活できないものですので順番に回すなどして必ずしましょう。よくこの役割と係を一緒にしている場合がありますができれば分けて考えたいです。
 ただし、やらなければならないことがやりたいことになる場合もあります。その場合はそのこの思いを優先し「係り」として位置づけたほうがいいかもしれません。例えば施設での「入所の集い」などは、義務付けている場合があります。人前でしゃべるのが好きな子どもなんかは、この司会をしたいというかもしれません。


B事前学習を大事にしよう
もう、この時点では活動プログラムが完成しているはずです。中身の詳細は各係りががんばってかんがえている段階だと思いますが、アクティビティに関わる内容で全員が事前に学んでおくほうがよいものがあるかもしれません。そういうものを各教科に絡めて授業で学んでいってはどうでしょうか?例えば、
*海水からの塩作り活動 → 理科:濃度の学習
*オリエンテーリングやウォークラリー → 社会:地図の学習
*キャンプのうた → 音楽
*野外炊事 → 家庭:ご飯の炊き方
など・・・。事前の学習が普段の学習にどう絡めるかは教師の役割ですのでうまく活用しましょう。

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