小学生のための長期自然体験活動情報

自然教室へ行こう > 自然教室って何? 実行委員会を作ろう 係と役割を考えよう めあてと約束

@どうして実行委員会制なの?
 自然教室で力を付けるといっても、それは当日だけの話であはありません。もしかすると、その準備のほうが子どもたちは大きく成長するかもしれません。指導者がプログラムを準備してさせるのではなく、子どもたちが自分たちの「自然教室」を作れるように支援していきましょう。
 


A実行委員は代表委員
 実行委員会は決定機関ではなく代表委員的な役割にしましょう。小さい学校ならみんなで話し合うこともできますが、複数学級の場合は学級で話し合った結果をすり合わせその結果を持ち帰ってもう一度話し合います。全員の意見を反映させられる場を作っておくことが「自分たちの自然教室」を作り上げる上で大切なことです。
 ただし、何でもかんでも実行委員に任せて、言いたいことだけ言うような集団では困ります。先生が実行委員に代わっただけになります。そうならないためには全員が自然教室の活動の一部に責任を持たせることが必要です。次の項「係りと役割を考えよう」を参考に実行委員の役割を考えていきましょう。


B思いを伝えよう
 「野外炊事をやってみたい」「キャンプファイヤーがしたい」「海で泳ぎたい」「みんなでなにかを作りたい」・・・。自然教室のプログラミングはそんな思いを出すことから始まります。最初に投げかけでは条件を言わずにとにかく自然教室でやってみたいことを素直に出してみましょう。そのスタンスこそが子どもの自由な発想の原点です。もし、条件を言ってしまうと高学年ぐらいなら「先生は、こういうことをさせようと思っているんだ」と先読みして、その意図に合ったものしか出てこない可能性があります。誰も思いつかないおもしろいプログラムを考えよう!ぐらいで、大人では考え付かないようなおもしろいことを発想する子も出てくるでしょう。


C先生との話し合い
 思いが出尽くしたら、その中から可能なものを選択する作業に入ります。ここでさまざまな条件を提示しましょう。あくまでもするかどうかの判断は子どもにさせるほうがいいでしょう。条件としては例えば・・・、
 *フィールドによる制限(山奥で海水浴はできない)
 *安全上の制限(体と心の安全に配慮する)
 *金銭的制限(予算を提示して)
 *使う施設の決まり
などを基準にしたいものの中からできるものを選択しましょう。

実行委員会の役割例
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