1.計って研ぐ |
@計量カップを使わなくてもいいように、お米は飯ごうのふたで計量することができる。
内ぶたで2合、外ぶたで3合、最高4合まで炊けるようになっている。
飯ごう本体に目盛りが2本入っているので目安にする。
(目盛りより少しだけ多めがいい)
・下の目盛り → 2合
・上の目盛り → 4合
※3合の時はその中間ぐらいにする。
Aお米の研ぎ方は炊飯器と同じで、水を入れて手早くかき回し、 ゴミなどがあったら取り除く。また、飯ごうのふたをしたまま上下左右に強く振るという研ぎ方もある。こうすれば、水を換えて洗うよりも早いし、節水にもなる。そして火にかける前に、必ず水に30分つけておく。
※ちなみに「無洗米」を使えば、研ぐ手間も省け、環境にも優しい。 |
3.飯ごうを火にかける |
飯ごうに外ぶただけをかぶせて火にかける。おいしく炊く。 コツは、昔から言われているように、「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いてもふたとるな」。
水が沸騰するまではチョロチョロ(弱火)、沸騰したら強火にする。飯ごう全体に均等に熱が伝わるように、炎が飯ごうを包むくらいの火加減がいい。吹きこぼれて来たら、石などを乗せてふたを押さえる。
飯ごうから白い糊状の湯「おネバ」が流れ出すと炊きあがりが近い。弱火にして炊きあがりの瞬間をうかがう。ふたの上に小枝や割り箸をあてて、ぐつぐつという振動が伝わらなくなったら炊き上がりである。心配ならふたをあけて飯ごうの中を確認してもいい。(ふたをあけてもご飯は上手に炊ける。) |
4.蒸らす |
炊きあがったら飯ごうを、ふたをしたまま火からおろし、10〜15分ほど蒸らす。この時に飯ごうについた煤(すす)を新聞紙などでこすって落としておくと後始末が楽になる。
|
|
|
|
@はじめチョロチョロ |
A中パッパ |
Bジュージューふいても
ふたとるな |
Cおねばが出たら
弱火にね |
|
5.野外炊事のウラ技 |
@洗い物を楽にするウラ技
飯ごうや鍋ややかんの外側に、クレンザー(磨き粉)を水で溶いたものを火にかける前に塗っておくと、煤(すす)がついても楽におとせる。
Aごはんに芯が残った時のウラ技
飯ごう炊飯で失敗して、ご飯に芯が残ってしまった時は、少量のお酒かお湯を入れて少し炊くと芯がなくなる。
B飯ごうをたくさん並べて炊く時のウラ技
右図のように背と背、腹と腹を合わせて並べると、飯ごうと飯ごうの間に火が入りやすく、上手に炊ける。
C新聞紙がない時や雨の日にうまく火付けをするウラ技
薪についている木の皮をめくって、手でもみほぐして柔らかくするといい炊きつけになる。 |
|