観天望気のようにその時、その場の予想だけでなく、伝統的に語り継がれてきた季節の節目をあらわすものがいくつかあります。各季節の気象や現象をうまく捉えており、昔の暦として農作業の目安として重宝されてきました。
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春 |
3月5日頃 |
啓蟄(けいちつ) |
冬眠していた虫が外に出る |
3月21日頃 |
春分(しゅんぶん) |
昼夜の長さがほぼ等しくなる |
4月5日頃 |
清明(せいめい) |
天地がすがすがしく明るい空気に満ちる |
4月20日頃 |
穀雨(こくう) |
穀物の芽を出させる雨が降る |
5月6日頃 |
立夏(りっか) |
暦の上での夏の始まり |
5月21日頃 |
小満(しょうまん) |
草木が茂って天地に満ち始める |
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夏 |
6月6日頃 |
芒種(ぼうしゅ) |
稲や麦など、芒を持つ穀物の種をまく |
6月22日頃 |
夏至(げし) |
昼が最も長くなる |
7月7日頃 |
小暑(しょうしょ) |
本格的な夏の始まり |
7月23日頃 |
大暑(たいしょ) |
1年で最も暑くなる日 |
8月8日頃 |
立秋(りっしゅう) |
暦の上での秋の始まり |
8月23日頃 |
処暑(しょしょ) |
暑さが止む |
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秋 |
9月8日頃 |
白露(はくろ) |
草花に露が凝って白く見える |
9月23日頃 |
秋分(しゅうぶん) |
昼夜の長さがほぼ等しくなる |
10月8日頃 |
寒露(かんろ) |
朝露が一段と冷たくなり、秋が深まる |
10月23日頃 |
霜降(そうこう) |
露が霜となって降りる |
11月7日頃 |
立冬(りっとう) |
暦の上での冬の始まり |
11月22日頃 |
小雪(しょうせつ) |
朝夕が冷え込み、山で冠雪、初雪がある |
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冬 |
12月7日頃 |
大雪(たいせつ) |
本格的な冬の到来。平地でも雪 |
12月22日頃 |
冬至(とうじ) |
夜が一番長くなる日 |
1月5日頃 |
小寒(しょうかん) |
「寒の入り」寒さ厳しくなる |
1月20日頃 |
大寒(だいかん) |
1年で最も寒くなる日 |
2月4日頃 |
立春(りっしゅん) |
暦の上での春の始まり |
2月19日頃 |
雨水(うすい) |
雪が雨に変わり、氷が融け出す |
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