単なる明かりを求めるのなら、電気を使って電灯をともせばいいのですが、このエコロジーの時代に、わざわざ木を燃やしてまで実施する意味をどう見出すのでしょう。
その答えこそがキャンプファイヤーの狙いです。それは効率性からはかけ離れた精神世界の意味を持っているかもしれません。
★キャンプファイヤーは人間の心を揺さぶる神秘性を持っています
★キャンプファイヤーは夢と詩に満ちています
★キャンプファイヤーは生きる悦びをたたえあう場です
★キャンプファイヤーは人と炎がおりなす、束の間の芸術です
★火が消えても、参加した人々の胸にいつまでも燃え続ける熱い感情を残します
自然体験活動指導者養成研修会 自然体験活動の技術より
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キャンプファイヤーの役割
最低2名が必要
@エールマスター
エールマスターはキャンプファイヤーの参加者の年齢、性別、熟練度などの情報を元に全体の計画をします。主なものは
*薪の組み方
*点火の方法
*火の話
*ゲームの流れ
*スタンツの進行
*歌の選択・練習
*これまでの活動と関わっての話
*終わり方
などですが、分業できるスタッフがいる場合は、
ゲームマスター、ソングリーダー、火の神(校長先生など)等に分けることもできます。
Aファイヤーキーパー
ファイヤーキーパーは、エールマスターから指示された方法で薪を組みます。そして点火のセレモニーに応じた仕掛けを施しておきます。点火が終わると、プログラムに応じた火の調整を行います。当然ながら最も火に近い場所での作業ですのでそれなりの服装と装備が必要です。不燃性の服装を選びましょう。
各アクティビティの標準的な火勢は次のとおりですので参考にしてください。
*点火直後・・・一気に燃え上がる演出
*ゲーム中・・・参加者が認識できる程度の明るさが必要
*スタンツ・・・発表者が見える程度の明るさが必要
*歌・終盤・・・ぼんやりと明るい
*最終演出・・・燃える炭で何かを形どったりします。 |
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